たまたまリアルタイムでユーロ/スイスフランを見ていたのですが、まさかのユロスイの1.2を割って奇妙なチャートが表示されていました。
なぜこのようなことが起きたのでしょうか?原因は、3年前にスイス中央銀行がユーロ/スイス固定したのが始まり。
「EUR/CHFが1.2000をわることがあれば無制限で為替介入をする!」
とスイス国立銀行が公言したもの。1.2撤廃の背景には、欧州中央銀行(ECB)が来週、QE(量的緩和)に踏み切ると予想しているからだと言われています。このまま、ユーロ買いを続けることができないと判断したのでしょう。
それを名のあるヘッジファンド勢が虎視眈々を狙っていたのは、言うまでもなく、一斉に売りを仕掛けてきました。それに輪をかけて、1.2は割ることはないという大量買いを推奨する情報が溢れかえっていたので、それらを信じた投資家達はとんでもない目にあったということです。
今回のヘッッジファンドの一斉売りは予想を遥かに超えたとんでもないエグい売り攻勢で、おそらく全力売りを仕掛けたヘッジファンドトレーダーもいたのでしょう。
ユーロスイスは・・レートが飛んで1.2007から0.8052まで約3955ピップス下落したようです。この飛び方は・・・・さすがに記憶にないです。
為替 小林芳彦 JFX (@JFXkobayashi) 2015, 1月 15
日本も人ごとじゃない
スイスショックで日銀のリスクが潜在的に高まる理由としては、中銀がバランスシートを膨らませる政策をとってもそれには限度があり、スイスと日本のCPIを見ても物価を操作することができないことを露見。スイスは為替介入を断念せざるを得なくなり、日銀もいずれ市場からの国債買入は困難になる。
— 久保田博幸 (@ushikuma) 2015, 1月 16
日本も黒田総裁の日銀砲、黒田バズーカー!なんて言われていますが、近年、市場に国が足を突っ込んでも、操作できなくなりつつあり、かのリーマンショックも、「大きくてつぶせない」とアメリカが言ったほど市場は、膨れ上がってる。
これ投資家の中の話ならまだしも、一般市民まで巻き込んで欲しくないですよね、正直・・・・。もうリーマンショックの時のような不景気はこりごりです。
さて、これらのことで、私たちが教訓できるものは「己の裁量」だけになってきますよね。依存型世界ではなくなってきたいま、どうリスクヘッジをしていけばいいのか、時間は有限ではないのでよく考えていきたいと思った今日この頃です・・・・
スイスフランで痛い目にあった人
株とかFX始める前にこういうのいっぱい見たほうがいい pic.twitter.com/EZohqudDYc
— 私がui_nyanだ (@ui_nyan) 2015, 1月 15
スイスフラン騒動で大儲けした人と大損した人の阿鼻叫喚の叫びまとめ #fx – NAVER まとめ http://t.co/PSdcSfavOL
— K@ツイ消しの巨匠 (@Affili8erK) 2015, 1月 15
今回のスイスフラン”暴投”で損失を被った方、察し致します。私も軽く”暴投”(汗)したことある人間ですので、お気持ち分かりますが、今回のはその否ではないかと・・・・
ただ、取引してた日本人は少ないと言われています。そもそもスイスフランってあまり動きのない通貨ですので、メジャーではありません。でもこういたEAに手を出そうか昔悩んだことあったので、震えがとまらんのはここだけのはなし・・・・
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