「巨人」と「日ハム」のトレードがよく行われる理由とは?

どうもコースケです。

今回は、プロ野球のトレードについてお話します。先週の日曜日に巨人から日ハムに移籍した「大田選手」が活躍していました。試合自体は見てはいないのですが、プロ野球ニュースなどのハイライトをちょっと見た時に、かなり良くなっている印象を覚えました。

日ハムは、バッティング打法に定評があるのですが、それがうまく適用しているように見えたので、ひょっとしたら未完の大器が今年大活躍するかもしれません・・・

そこでTwitterでこんな↓つぶやきをしたらパイセンにもっと詳しく・・・という超ありがたいお言葉を頂いたので、裏話的な話をしてみたいと思います。(あまり詳しく書けませんよ・・・)

フロントと現場の違い

野球にあまり詳しくない方でも、「トレード」という言葉を一度は聞いたことあるかと思いますが、その前に球団についてちょっと詳しく解説します。

まずトレードを行っているのは、フロント(編成部)で実は、現場はチーム状況を上にあげているだけなので監督・コーチがこの球団のこの選手が欲しいとかは、一切ありません。

各球団のフロントとは、一般企業に例えると人事部みたいなものです。フロント(編成部)のトップはGM、その次に編成部長です。編成部は、さまざまな担当者がいてFA選手、トレード選手、外国人選手、スカウトなど様々なポジションで選手を調査しています。もちろん仕事内容も違います。(ほとんどが元プロ野球選手・・・日ハムのスカウト部長は元IBMのIT戦士)

現場とは、監督・コーチという意味です。力関係は、断然フロントの方が強いです。編成部長がいろいろな選手を現場に送り込むのですが、そこで監督・コーチは戦力になるのかならないのかを判断しています。

編成部長の考えは、各球団違いますが、だいたいが昨年弱かったポジションの穴埋め的な役目を果たそうと、どんどん補強しようとします。例えば、昨年は外野手の入れ替えが激しくポジションが固定しなかった・・・昨年活躍していた選手がFAなどで離れてしまうなど・・・

なぜ「巨人」と「日ハム」のトレード頻繁に行われるのか?

さてそろそろ本題に入りたいと思います。

実は「巨人」と「日ハム」のトレードが他球団と比べ多いです。

多い以上に大型トレードもよく行われます。(過去には、二岡選手と林投手(ともに巨人)、マイケル中村投手と工藤選手(ともに日ハム)の2対2の交換トレードなどがあります。)

<2003年>
【巨人】入来祐作 ←→ 井出竜也【日本ハム】
<2004年>
【巨人】河本育之 ←→ 中村隼人【日本ハム】
<2005年>
【巨人】金銭 ←→ 伊達昌司【日本ハム】
<2006年>
【巨人】岡島秀樹 ←→ 実松一成、古城茂幸【日本ハム】
<2008年>
【巨人】林昌範、二岡智宏 ←→ マイケル中村(MICHEAL)、工藤隆人【日本ハム】
<2009年>
【巨人】岩舘学 ←→ 金銭【日本ハム】
<2010年>
【巨人】オビスポ ←→ 須永英輝、紺田敏正【日本ハム】
<2011年>
【巨人】金銭 ←→ 高橋信二【日本ハム】
<2013年>
【巨人】市川友也 ←→ 金銭【日本ハム】
<2015年>
【巨人】須永英輝、矢野謙次 ←→ 矢貫俊之、北篤【日本ハム】
<2016年>
【巨人】大累進 ←→ 乾真大【日本ハム】
<2016年>
【巨人】大田泰示、公文克彦 ←→ 吉川光夫、石川慎吾【日本ハム】

これ実は、日ハムの編成部のとある方の力で、成立しているトレードになります。

2010年以降はちょっとわかりませんが、それ以前はおそらくそうだとおもいます。

太いパイプと言いましょうか・・・そういうことです。

なので球団というよりも中の人のパイプのつながりによって行われることがあるといことです。

全てではありませんよ・・・

というころで、日ハムが過去に「後楽園」「東京ドーム」が本拠地だったからというわけではありません。

それともう一つ大事なこと言い忘れていました・・・(汗

ファーム球場が日ハムが千葉県の鎌ヶ谷市(ファイターズタウン)、巨人が神奈川県川崎市(川崎球場)にあるので、ファーム(2軍)の試合をよく観て選手達を調査できるからもあります。

菅野投手問題で一時期、仲が悪くなったなど言われてましたが、日ハムのスカウト方針を巨人が理解していたのでそこまで決裂はしなかったと思います。

ほんとあまり書くと怒られるので、この辺にしときます・・・次回は、なぜ近年「日ハム」が強くなったのか解説したいと思います。(昔の日ハムの弱さ知ってる方なら納得するかも・・・)