元日ハム打撃投手が語るプロ野球の「バッティングピッチャー」って実は大変なんです!

お世話になっております@kohsukeです。

巨人の元ドラ1真田裕貴氏が打撃投手になり苦しんでいるようです。

はやく、このダークサイドから抜けきってBPに慣れて欲しいですね・・・

打撃投手とは?
キャンプ(練習)やゲーム戦前にバッターがバッティング練習に投げてもらう投手(職業)のこと。現役を引退した選手が務めることが多い。

実は、僕も日ハムの打撃投手していたので、とても気持ちがわかるんですよね、見た目以上に打撃投手は難しいです。

打たせるだけなんだから簡単でしょ?

ってみんな言うのですが・・・いやいや、今まで打たれないように投げてきた人間にとって慣れるまで非常にプレッシャーがかかります。

ボールが続くとほんと焦ります。ましてや大事な選手に当てようものなら大変です。実際僕は、1軍の試合前に田中賢介選手に実際ぶつけたことがあり、ほんと申し訳なくて頭の中真っ白になてしまいました・・・

さらに僕は、練習中に肩を壊してしまい投げ方を見失ったので余計ストライクを投げるのが難しくなっていました。他の打撃投手の方も肩肘どこかしら痛めていて騙し騙し投げていたのを覚えています。

そりゃぁ1日何百球と毎日投げるので、肩肘に負担がきます。さらに打ちやすいボールを投げ続けないといけませんしバッターに気持ち良く打ってもらうのが仕事。

ストライクを投げるのが当たり前なので、それができないと仕事ができないのと同じ事になるんですよね。とくにシーズン中はバッターにモチベーションを上げてもらうため、打ちやすいコースを狙って気持ち良く打ってもらいゲームに挑んでもらいます。

それとプロ野球の選手でも好きなコース苦手なコースがあるので、その特徴を打撃投手は覚えるのも仕事なのです。そう地味な仕事ですがなかなか骨の折れる職業です。

打撃投手は投げるだけが仕事ではない

実は、打撃投手は投げるだけが仕事ではなく、スコアラーや道具の整理など裏方の仕事もやります。ゲーム中は、バックネット裏でスコアとデータ取りをしたりしています。練習中は、道具のセッティングやボール拾いや選手のお手伝いをやったりと結構忙しいです。

ただ選手達は裏方にとても優しく一緒にご飯や遊びに連れてってもらったりと、とても良くしてもらってました。いい思い出です・・・

自分のことばかり考えない

打撃投手をしてきて勉強になった点は、自分本位になってはいけないということ。

実際投げていた時に、ストライクを投げなくちゃとか、回転の良いボールを投げないと・・・そればかり考えてしまい本来、打者に気持ち良く打ってもらうことを忘れ自分のことばかり考えてしまってました。

これって日常でもよくあることなんじゃないかなって思ったりします。ほら、ついつい自分のことばかり考えてしまって、余計に自分を苦したりした事ないですか?

悩んだりすると、そういう負のオーラみたいなものが出てしまいどうしようもない時って誰でもありますよね。

これって自分のことも大事ですが、周りの環境に感謝したり親・家族・友達・仕事仲間・彼女(彼氏)のことを思うと、自分の悩みなんかいつの間にか忘れてしまったりします。人間の脳は、単純なので人に感謝すると自分自身にも感謝の心が芽生えてきたりします。

自分のことで精一杯の時や悩みなどがあって苦しい時は、「利他の心」を使うと自然と苦しみがなくなりちょっと良い方向に転換したりするものです。宗教っぽく聞こえますが、一度試してみるのも良いかもしれませんね( ´ ▽ ` )ノ

僕はそうしてます。ではでは・・・