この数年でスマホのサウンドクオリティーは確実に向上した。しかし、その性能を十分に引き出すには、付属しているイヤホンでは不十分。ちょっとした投資で、スマホの音は劇的に変わる。その違いにきっと驚くはずだ。
目次
- 個性豊かな製品が勢ぞろい!音楽生活が飛躍的にアップグレード!
- スタイリッシュなデザインが際立つ「Atomic Floyd PowreJax+Remote」
- ジョギングやスポーツにも最適「Powerbeats beats by dr.dre」
- どんなジャンルも安心して聴ける「SHURE SE215 Special Edition」
- 高級イヤホンのリファレンスとして「SHURE SE315」
- 音を知り尽くした補聴器メーカー製「Etymotic Research mc3」
- ヘッドホン級の迫力の重低音!「ATH-CKS1000」
- シャープな低音と抜けのいい中高音が魅力「Audiofly AF56」
- 2つのドライバーで強力チューニングされた重低音「ATH-IM02」
- 音の輪郭は際立つ高次元の音作りを実現「Atomic Floyd MiniDarts+Remote」
- 3つのドライバーを高次元でチューニング「SHURE SE535 Special Edition」
- 脅威のノイズキャンセリング性能「BOSE QuietComfort」
個性豊かな製品が勢ぞろい!音楽生活が飛躍的にアップグレード!
カメラやディスプレイなどの機能に目がいきがちなスマホ。しかし、全体の機能アップが図れるなか、そのサウンド性能もどんどん進化している。なかには付属のイヤホンで十分と思っている人も多いだろう。
ただしそういったイヤホンは価格にして2000円〜3000円程度のもの。実はスマホの性能のポテンシャルを十分に生かすことができない。また、しっかりとしたカナル型でないものは、構造上音漏れが発生しがちだ。
やはり、音楽データが本来持っている豊かな情報を100パーセト楽しむなら、高性能なイヤホンは必須。そしてどうせ買うなら、オーディオメーカーが研究・開発の実績を積み上げ作り上げた、10000円以上のしっかりした製品を選びたい。
イヤホンとひと口に言っても、さまざまなオーディオメーカーの多彩な製品があり、量販店などのイヤホンコーナーに行けば、どれを選べばいいの!と悩むくらいたくさんの商品が並んでいる。
もちろん、それぞれに個性や特徴があり、用途や好み、装着感は異なる。音楽再生に関しては、Android、iPhoneのどちらでも使用可能だ。
イヤホン選びのポイント
1、装着感とデザインをチェック
2、好きな音楽ジャンルとの相性が重要
3、マイク付きがベター
スタイリッシュなデザインが際立つ「Atomic Floyd PowreJax+Remote」
グットデザイン賞に輝いたスタイリッシュなイヤホン。Atomic Floydはイギリスのオーディオブランドだ。赤いケーブルが特徴で、ブラック、シルバーとのカラーマッチングがオシャレ。またドライバーは13.5cmとイヤホンとしてはかなり大型で、低域再生に有利。
iPhoneに対応するマイク+リモコンも付いている。耳の穴に挿入するイヤホンチップは、大中小の3種類を用意している。
ジョギングやスポーツにも最適「Powerbeats beats by dr.dre」
大きな耳掛けが特徴のスポーツタイプのイヤホン。ジョギングなどでも耳から外れず、イヤーフックの長さは調整できる。取り外しは面倒だがスポーツ用途としては最適といえる。
リモコン操作に対応し、マイクで通話が可能(iPhoneのみ)。イヤーチップは大中小の3種類を用意。キャリングポーチも付属する。
どんなジャンルも安心して聴ける「SHURE SE215 Special Edition」
イヤホンの名門、SHUREのエントリーモデルのSpecial Edition。独自の「イヤホンのコードを耳の後ろ側に回しこんで装着する方法」で耳に装着する。やや面倒だが慣れれば気にならないだろう。
シングルユニットで、材質の異なるイヤーバッド(チップ)がそれぞれ3種類(大中小)付属する。
高級イヤホンのリファレンスとして「SHURE SE315」
SHUREの製品ラインアップの中でミドルレンジ機種として、2010年秋に発売された比較的新しい製品。通気性ドライバーを採用し、抜けのいい低音と高品位な中高音を堪能できる。
ケーブルが長めのため、バックにスマホを入れた状態でも不便なくつかえる。高級イヤホンは、このモデルをを基準に比較するといい。
音を知り尽くした補聴器メーカー製「Etymotic Research mc3」
アメリカの補聴器メーカーが作ったイヤホン。「キノコ型」という独特なイヤーピースが特徴だ。耳の穴にしっかり押し込んで、一体になるよう装着しないときっちりと音が出ない。
装着は面倒だが、正しく装着したときの音のよさは他のイヤホンとは一線を画する。iPhone対応のリモコン、マイク付き。
ヘッドホン級の迫力の重低音!「ATH-CKS1000」
普通、重低音を求める人は本来オーバーヘッド型がファーストチョイスだが、イヤホンでもここまで低音が鳴るという見本のような製品がこれだ。
専用設計のドライバーで重低音を再生する。マイク+リモコン付きケーブルとコントローラ無しケーブルの2つを使い分けられる。ただし、ユニットのサイズは大きめだ。
シャープな低音と抜けのいい中高音が魅力「Audiofly AF56」
2010年にオーストラリアのオーディオ好きが立ち上げた「AudioFly」のイヤホン。独自開発のケーブルやハウジング構造など、技術を知っている人が見れば、相当に試行錯誤していい製品を作っていることがわかる。低域の伸びがすばらしく、価格以上の仕上がりとなっている。茶系のカラーを選べるのもポイント。
2つのドライバーで強力チューニングされた重低音「ATH-IM02」
同社の新製品重低音再生というコンセプトに加え、中高音用ドライバーを追加して、全体的に音質そのものとバランスを底上げしている。
音質重視設計のためか、マイクやリモコンは付いていない。ただし、2ドライバー構成のため、外形はかなり大きめだ。なお、本体からケーブルを着脱できる仕様で、ケーブルを変更することも容易だ。
音の輪郭は際立つ高次元の音作りを実現「Atomic Floyd MiniDarts+Remote」
赤いケーブルがポイントの、デザイン性の高いAtomic Floydの新作。同社のPowerJaxと同じ赤/黒を貴調にしたデザインだが、MiniDartsのほうは、縦長のハウジングと独自のイヤーチップが特徴となっている。
非常に装着がしやすく、耳に差し込むだけでベストポジションが決まるデザインだ。なおケーブル部分には、防弾ベストなどにも用いられるケブラー素材を使用しており、高い耐久性を実現している。
3つのドライバーを高次元でチューニング「SHURE SE535 Special Edition」
SE535はSHUREのハイエンド機種だが、さらにチューニングを重ねた「Special Edition」が人気だ。高音x1低音x2の3つのドライバーを内蔵した豪華な作りとなっている。
通常、ドライバーが増えるとチューニングの難易度が上がるが、SHURE技術力で絶妙なバランスを生み出している。さすがに比較的高価な製品なので、じっくり試聴して違いを確かめてから購入するといいだろう。
脅威のノイズキャンセリング性能「BOSE QuietComfort」
ノイズキャンセリング機能を搭載した高級イヤホン。キャンセル能力は高く、主に中音域を中心としたノイズの低減能力は見事。周囲の音が聞き取りやすい状態を創り出す「Awaerモード」も装備し、航空機内などで音楽を楽しむのにもぴったりだ。
キャンセリングユニットも小型で携帯性に優れる。充電はUSB端子で行い、電池寿命は約16時間と長い。iPhone用のリモコン+マイクを装備する。