どうもkohsukeです。
スマホや携帯電話を外出先で充電する際に欠かせないモバイルバッテリー。
大容量のモバイルバッテリーは魅力的ですが、普段使いは軽くてコンパクトなモデルが重宝します。
近頃は10,000mAhオーバーの大容量モデルが人気を集めていますが、価格もそこそこする上に日常的に持ち運ぶにはちょっと重いですよね。
コンパクトモバイルバッテリーは、お手軽価格で手に取りやすいですが、果たしてどの製品が「買い」なのかわからない….
たくさんあり過ぎで、どれも同じにしか見えない….
価格優先で購入して、性能が悪く失敗した…..
そんな疑問にお答えして、2,000円以下で買える人気のコンパクトなモバイルバッテリーを検証してみます。
今回は、Amazonでの人気がある2,000円以下モデルをピックアップして、7製品を対象に性能テストを実施しました。
1位:cheero Power Plus 3 mini
充電池は、円筒型セルのNCR18650B(パナソニック)で3350mAh x 2並列(3.7 V 駆動)。
サイズと重さは、92 x 43 x 22mmで130.4gです。
肝心の公称容量は、6700mAh
価格は、1,980円。
容量が最も公称容量に近く、全体のデキもそつない作りです。
価格はここでは、最高値ですが、実測容量と完成度を考えればそれなりの製品といえます。
内部基板は、2階建て構造でコネクタ接続。
2位:Anker Astro E1
充電池は、円筒型セル CMCR18650F(cham)2600mAh x 2並列(3.7 V 駆動)。
サイズは、96 x 43 x 22mm で重さは、123.5g。
肝心の公称容量は、5,200mAhです。
価格は、1,599円。
負荷試験における電源ノイズの出方はほかの「Anker Astro」シリーズ同様、負荷の増加に対してグラフに段差が発生し、放電試験でもノイズは大きめでした。
充電識別のコントローラはGL888Fで、short/2.4自動判別となっています。
3位:RAVPowerモバイルバッテリー
充電池は、円筒型セル LGABF1L1865(LG) 3350mAh x 2並列(3.7V駆動)。
サイズは、92x46x23mmで、重量は、141.4g
公称容量は、6,700mAh。
価格は、1,699円。
1mm厚のアルミ製のガワが使われていますが、表面の質感は少々安っぽいイメージです。
内部基板は2階建て構造で、ハンダ付けのピン接続です。
充電制御チップはCW3002Dです。
放電グラフを見たっ感じだと電圧は、低めですが、最もノイズが少なく安定したのが特性と言えるでしょう。
4位:cheero Power Plus 3 stick
充電池は、円筒型セル NCR18650B(パナソニック)3350mAh x1(3.7v駆動)。
サイズは、23φ x101mm重さは、72.1g。
公称容量は3350mAh。
価格は、1,380円。
小型の制御基板のわりには大きめのコイルが使われています。
識別では、1.0Aですが、3350mAhの1セルモデル中では唯一2.0A超えの供給力をもっていました。
short属性のスマホの充電で、つなげた瞬間に高電流が流れても過電流保護で落ちることなく対応できます。
5位:RAVPowerモバイルバッテリー
今回、最安値の製品1,199円。ガワは筒状の薄いアルミで両端からプラスチックのフタがハマっています。
性能は最大1.43A、1.0A充電時109分で、スマホが1回充電できるかどうかといったところです。
すみません現在、取扱がなく欠品中です。
6位:Powerdd Slim2
Poweradd Slim2 5000mAhモバイルバッテリー 2.1A急速充電 ローズレッド
充電池は円筒型セル HL-266650(HL)5000mAh x 1(3.7V駆動)。
サイズは、100x31x33mmで重さは、121.3g。
公称容量は、5,000mAhです。
価格は、1199円。
充電式別が固定、価格は中堅です。
公称値との容量差が-41%で最下位と残念な結果です。
放電グラフでの電源ノイズは「Anker Astro E1」ほどではないですが、大きいです。
バッテリーセルに通常より少し太めの「26xxx」セルを採用し、1セルで5,000mAhとなっています。
7位:Anker PowerCore+mini
充電池は円筒型セル NCR18650BF(SANYO)3,350mAh x (3.7V駆動)
サイズは、23φx95mmで重量は、82.1gです。
公称容量は、3,350mAh。
価格は、1299円
筒状のアルミ筐体でねじ式のフタが両端に付いており、少々複雑な作りです。
供給1.3Aで電圧が落ち込み、1.8A弱で停止してしまうので、大容量のshort属性機器では突入電流で供給が落ちてさっぱり充電が始まらない機器があるかもしれません。
コンパクトモデルのモバイルバッテリーは「cheero」シリーズを選ぼう!
小型モバイルバッテリーは、ノイズが少なく実質容量および容量あたりのコストパフォーマンスの高さで「cheero Power Plus 3 mini」を1位にしました。
ただ、その点では3位の「RAVPower モバイルバッテリー」もほぼ同程度の性能を持っているので、2位のAnkerと比較して購入検討してもいいでしょう。
スティック型モバイルバッテリーは、今回検証した機種いずれも1セル仕様で充電識別は1.0A属性ですが、「cheero Power Plus 3 stick」のみ唯一2.0A超えの供給能力を持っていた点は、評価対象でした。
過電流保護で落ちる可能性が低いのは安心できるポイントでしょう!