スマートフォンから突然知らない番号通知の電話が来た…
恐る恐る電話に出ると父の知り合いからの連絡。
今度、役員面接があるから東京に来てくれといった内容だった。
実は、10日前に父の紹介で結構大きな会社の社長と面談の機会を頂いた。
はじめ断ろうと考えていたが、41歳で経験のない僕がWEBの仕事で家族を養っていけるのかは、正直不安しかなかった。
しかも輪をかけるように、副業の収入(WEB広告収入)が減っている状態だったので話を聞いておこうと思ったのだ。
場所は、某有名ホテルのラウンジだった…
父の知人と社長との3者面談。
だが17時待ち合わせのはずが、いっこうに現れない…
どうやら、社長が日にちを間違えたらしい…
ということで父の知り合い2人で食事を取ることにした。
野球の話で盛り上がったが、どうもこういった場所での談話は苦手だ…
相手側も真面目な奴だと、そう思われたに違いない。
1万円コースの食事を頂いたが、年甲斐もなく緊張していたらしい。
ただ高級料理を喉に流すだけの作業だった。
今でも味を、覚えていない…
そうこうしているうちに、社長が現れた。
歳は、僕の父(67)と同じぐらいかもう少し歳を取っている印象だった。
社長だけあって、丁寧語を綺麗に使い、会社の説明を淡々と話していった。
一応、履歴書を持ってきてくれと頼まれたので、社長にお渡しし、僕の履歴書をサーっ読み進めた。
僕は、15年前に日本ハムファイターズのBPを務めていた経歴があり、やはり話はそこになった。
目次
お前は、また人に頭を下げまくる仕事に就くのか?
プロ野球の話は、どうやら年配の人にウケが良いらしい。
しかし、プロの世界に入ったが15年も昔の話だし、そもそも選手として活躍していない身分なのでどうもこういった話は、乗り気になれない・・・
そういった、話が一段落したあと仕事の内容に入った…
内容は、市が運営しているゴルフ場の責任者を探しているとの事だった。
今、任せている人間が高齢で退職させたいと考えているみたいだ。
そこで、ミドルクラスの責任感のある人材が欲しいというわけだ。
僕は、とある店舗のマネージャーを10年以上しており、そういった経歴が生かせるのではないか?
といったことで、話が来たのだろう。
40過ぎれば、中間管理職といった職歴になるのは一般的で、そうならざる負えないポジションなのかもしれない。
勤務地は、幸いにも自宅から近く悪い話には聞こえなかった・・・
だがしかしだ、ゴルフは全くやらない。
いや、全く興味がないのだ。
日本ハムにいた時も、先輩に連れられてゴルフに行ったがハマらなかった。
時間と余裕があればやったかもしれないが、そもそも休みの日は、コツコツとサイトを作っていたので、ゴルフどころではなかった。
それよりも、またサービス業をやるのか?
といった自分に対する疑問だ。
実は、WEBの仕事をしたいと考えて今の会社を退職するといった動機があった。
それを忘れて、また土日も仕事であろう、ゴルフの支配人になるのか?
そもそもお前は、その仕事がしたいのか?
そんな疑問を自分自身に投げかけていた・・・
40代未経験者WEBデザイナーの壁
実は、僕は手前味噌だが、ゴルフの支配人だろうが、WEBデザイナーだろうが、入った環境に順応に対応できる気質を持っている。
しかし、WEBデザイナーでの仕事は、未経験者で40オーバーになれば、まず正社員で働くのは、難しいのは目に見えていた。
だが、なんとかなると思っていたので妻とよく話し承諾を得て、公共の職業訓練を受けてそれから就職をしようといったプランを立てていた。
もちろん、職業訓練を通えば就職できるとは思っていないし、WEB系の仕事は、未経験が活躍できる簡単な世界じゃないのは分かっていた。
それでも自分の可能性を確かめたいと思ったのはきれいごとではなく本心からそう思っていた。
そもそも転職するなら、野球関連の仕事かWEB関係の仕事といった2択の選択肢しかなかったのだ。
いろいろ調べてみると、WEB関連の仕事の給料はあまりよくない印象だった。
しかも、未経験の40過ぎのオヤジがどこで雇ってくれるのだろう?
僕も人を採用する側だったので若い方と天秤に掛けられたら間違いなく不採用だろう。
もしかしたら、天秤にすらかけてもらえないかもしれない。
それでも何とかなると思っていたし、逆に年齢で人を決めるなよってフツフツを怒りが込み上げてきたのを覚えている。
恥ずかしながらイチローさんの言葉の中で、
「年齢で決められるのに反骨芯を抱いていた」
その心境は、とてもシンクロしてしまったのだ。
年齢で採用不採用とは、人の固定観念のみでありそれは、その人を見ていない盲目の心理だ。
だがしかし、年齢には勝てないのは正直否めないし、世間一般的な答えがそれなのだから仕方がないのかもしれない。
そうなると、大きな会社になればなるほど、書類選考になるので戦う場所は選ばなければいけなくなってくるのだろう。
もし40代で転職を考えている方がいたら、戦える場所をしっかりと考え勝負していかないと厳しいと思う。
会社が大きくなればなるほど、書類審査で落としてくるだ。
これは、効率化を必要としている会社によくあることなので、割り切りが必要なのかもしれない。
ハローワークの相談者には気をつけたほうがいい話
ここで、職業訓練について触れたいと思う。
実は、公共職業訓練と求職者支援訓練の違いについてとても苦労した。
雇用保険加入者は、公共職業訓練に入ったほうが断然有利といったことは知っていたが、もう一つの求職者支援訓練は、雇用保険から全く除外されることに理解できていなかった。
ハローワークの職業訓練課に何度も足を運んで聞いても、そのことがわかっていなかったので、僕と同じ失敗をする可能性があるので参考になればと思う。
そもそも情報不足というよりもネット情報の調べ方が間違っていたと認識したほうがいいのかもしれない。
WEBデザイナー系の職業訓練の情報をグーグル検索で調べていたが、内容は公共の職業訓練は3ヶ月の訓練しかなく、実務が少ないので求職者支援訓練の6ヶ月コースが良いといった内容だった。
これには、とても同意したし3ヶ月で何が学べるのかと思っていたので、最低でも半年は通いたいと考えていた。
しかし、求職者支援訓練になると、失業手当が3ヶ月後からになるということと、雇用保険によっては学校に通っている最中に失業手当が終了してしまうといった事が起きてしまうのだ。
これは、雇用保険加入歴によって違うので調べる必要がある、僕は雇用保険に加入歴が長いので最長で120日の枠に入っていた。
しかし、雇用保険加入歴が短いと90日となってしまう。
注意が必要だ。
もちろん、無料で通えるのでそこだけでもメリットだが、雇用保険に入っていてなおかつ、生活がカツカツの状況なら公共職業訓練が必須であろう。
なによりも無理だと思ったのが、3ヶ月後に失業保険が支給されるという点だ。
職業訓練に通えば、自己都合でも次の月から支給されるといった認識のもといろいろと調べていたので、はじめの段階から間違っていた。
ハローワークの相談員
それと注意したいのが、ハローワークの案内の方には、当たりハズレがあるということだ。
相談者がしっかりと内容を理解していても、伝え方がわかりやすい人とわかりにくい人がいた。
自分の理解力の問題と言われれば、それまでだが内容が複雑化されているのでしっかりと調べる必要がある。
正直、こいつは就職する気はあるのかとそういった目で見られるので、覚悟しておいたほうがよい。
そんな疑いの目で見てくるのでまともに相談に乗ってくれるはずがない。
しかし、最後の相談者に救われたのだ。
実は、求職者支援訓練に申し込んだあとにコースを間違えていたことに気づき、変更しにハローワークに行った。
しかし、その時のハローワークの方に、求職者支援訓練の内容はしっかり理解していますか?
と突然聞かれた。
わかっていますと言ったが、その方が
「失業手当は3ヶ月後で、しかも訓練中に失業保険が終わってしまいますよ」
といった内容だった。
初めて親身に聞いてくれる相談員だった。
その時、僕は全く求職者支援訓練のことを理解できていないのだと初めて知ったのだった。
同時進行に就職活動をしたほうが良い
さて、紆余曲折を経て公共職業訓練には、8月の枠で申し込んでいる。
合格通知は、そろそろ届く予定だ。
もちろん転職の話がなくなれば、無職になってしまうのでとりあえず同時進行で公共の職業訓練に申し込んだということになる。
ところで、今回の申し込んだWEBクリエイター科の内容には、同じコースが3つあり、内容も同じだったので、疑問に思い調べてみることにした。
どうやら前年度の募集者を見てみると30人の枠で応募が80人から100人ぐらいの応募があるようだ。
人気があるから、枠を広げたのだろう。
おそらく、就職目的でない方も多くいるのだと認識できる。
その時、ハローワークの従業員も疑いの目で見るのもわからないでもないと思った。
WEBクリエイター科なら訓練校のHPは必須
3つのコースから選ぶときに、参考にしたのが訓練校のHPだ。
スマホ対応になっているか?
わかりやすく作られているかなど調べた。
3校のうち1校だけがスマホ対応になっており、内容も最近のデザインで作られていたのでそこを第一希望にした。
あとの2校は、スマホ対応になっておらず古いHPに見えた。
これで、しっかりとした指導ができるのか?
アップデートが激しいネット世界で正直不安しかなかった。
パンフレットには、しっかりとした内容が書かれていても、訓練校のHPが古臭いとなれば一目瞭然なのは誰しもが思うことだろう。
まとめ
ということで、近々役員面接があるので、また近況を書けたらと思う。
人生は、決断の連続だ。
自らどう決めるのか自分次第だ。
人や環境のせいにしている暇などない。
とても大事な時期を過ごしているので、いろいろと考えさせられる今日このごろである。
コメントを残す